WORKS実績
生まれる余裕と豊かさ
鉄筋コンクリートの頑丈さ、木造のぬくもりを持つ混構造。
RC内壁は珪藻土左官仕上げ、間仕切は杉板張りの木壁とし、
極力自然素材を使用。
計画の特徴として、パブリック空間の連続性があり、
南北に繋がる食堂・居間・ウッドデッキ・庭園。
西から東に続く居間・和室・ウッドデッキ・庭園。
人の集える空間を意識し、
敷地東側に位置する親宅との行き来の利便性と
お互いの空気を感じれる配置としてある。
現在・将来と世代間で共に支え合うことにより
生まれる暮らしの余裕と豊かさを味わって頂きたい。
親から子、子から孫へ受け継がれていくものを大切にしたい。
もう一つの特徴として、熱を入れない・熱気を抜く工夫がある。
基本的な考え方として、
南側の大開口部には長い庇(雨端)を設け、植栽を施す。
どの部屋にも、2面以上の開口部を設け、
居間・和室の吹き抜け上部北面には、熱気抜きの開口部を設けてある。
※植栽との連携が鍵
((株)盛設計 勤務時担当)
INFORMATIONインフォメーション
- 建築面積
- 178.0㎡
- 床面積
- 144.4㎡
- 敷地面積
- 162坪
- 構造
- 混構造(RC壁式構造+一部木造)平屋建て
- 竣工年月
- 2007年 5月
- エリア
- 糸満市
- 備考
- 親夫婦が定年退職し、基本的に元気で健在である。
親世帯、子世帯、それぞれ都合があり日々の生活は忙しく、お互いのありがたさを感じきれずにいるのはよくあることだ。
今回のクライアントは、あえて親の近くに住まいを構えることにした若夫婦と子供3人の核家族である。
・近くに居て助け合う暮らし。
・子育てに生かされる親世代の豊富な経験と知恵。
・若い子世代がそばに居るという安心感。
世代間の支え合いの中で、生活に余裕と豊かさが生まれる。